離婚後、お金がなくても養育費未払い請求を弁護士に依頼することができた私の実体験をもとに、お話します。弁護士に依頼するにもお金がなく、養育費の請求を諦めていた方の参考になればと思います。
結婚9年目でシングルマザーになった。もっぱらのあずです。




目次
協議離婚で養育費は口約束だった
先ほども言ったように、家庭環境が子供にもよろしくない状態だったのもあり、とにかく早く離れたくて子供二人の親権者が私で、養育費は払ってくれると口約束で離婚したんです。離婚の翌月から養育費を受け取り始めました。
口約束の効力のなさが生み出した結果
毎月、元夫の給料日にこちらに振り込まれていた養育費。1年8ヶ月目でした。車の修理でお金が必要だから少し待って欲しいと子供を通じての連絡があり、それを境になんだかんだと理由をつけ、挙げ句の果てに、『払いたくない』と言うんです。子供のためにって気持ちから、私に払っているという感覚になったんだと。優先順位が子供から自分の生活に変わってしまったんでしょう。子供のお金だと主張しても通じませんでした。私は、こんな奴とはもう関わりたくないと離婚時に子供の姓は20歳まで変えないという元夫の主張を守って三人で元夫の姓にしてたんですが、裁判所に申し出て三人で私の旧姓に改姓しました。
養育費なしで過ごした2年間
世のお父さんに近づけるようにと働いてきましたが上の子が中学生に入学する時、かなりの行き詰まりを感じました。周りはベルトチェーンの自転車だけど、普通のチェーンの自転車で我慢してもらい、他にも部活やら合宿やら次から次へとなんですよね。もちろん塾にも行かせてあげれない。そういう時はいつもフツフツと元夫へ怒りがあらわになってしまうんです。心の中で『不払いになった養育費の請求って口約束だったとしても、今更でもできるのかな』『お金がないから訴えることもできないし』と諦めた回数は多くて覚えていません。
お金がなくても弁護士に依頼できると知る
ある日、知り合いの離婚の事で一緒に色々とネットで調べていたら、『着手金0円。諦めていた養育費を回収できます』というサイトを見つけたんです。普通に考えて最初にお金がいらないって怪しい。でもお金がない私でも弁護士に依頼できるならしたい


着手金なしで依頼できる理由
今回私が見つけた着手金なしで不払いの養育費を請求できる弁護士事務所は、東京にある『弁護士法人イストワール法律事務所』。まずホームページをじっくり読みました。そして、着手金なして依頼ができるしくみを知りました。
イストワール法律事務所の4つの特徴
全国対応
夜間・土日も年中無休
相談料0円
着手金0円
『弁護士への費用は毎月回収した養育費から30%のみ』
支払われた養育費から成功報酬として30%を支払うことで、実質無料というしくみでした。個々にいろんな意見はあると思いますが、私はもう払ってはもらえないと諦めていた養育費だったことと、実質自分自身、着手金などのお金を事前に用意できなかったため、この方法は私にとって30%の成功報酬は高いとは思いませんでした。その他にもこんなことが書かれていました。
養育費は弁護士の口座に一旦振り込まれる。毎月養育費の回収にあたりますが、もし養育費が回収できなかった月が発生した場合はその月の費用は一切いただきません。
養育費回収を委託することにより元夫に連絡をする必要が一切なく、元夫の経済状況や性格に応じ、万一の事態に備えたあらゆる対策を講じることができる。
元夫への所在がわからなくても弁護士の権限を駆使して元夫の所在を捜索できます。
ホームページをすべて読み終えたのち、イストワール法律事務所へ無料相談しました。

無料相談に電話をして、養育費の請求をしたい旨を伝えると、スタッフさんから名前や住所などを聞かれ、折り返しの電話をしますと言うことで一旦電話を切る形となりました。数分後に折り返しの電話があり聞かれた内容は
- 離婚時の年月日
- 離婚の原因
- 養育費の取り決めの有無(取り決めがあった場合の形「口頭なのか、公正証書など」)
- 養育費を子供が何歳まで支払ってもらうか
- 養育費の金額(離婚時に双方で決めた金額)
- 養育費支払いが開始された年月日
- 養育費が振り込まれていたという証明(通帳など)
- 養育費が未払いになった年月日
- 子供の年齢
- 元夫の現在の住所や、勤め先、実家の住所を把握できているかの確認
概ね、上記のことを聞かれました。そして、回収された養育費の中から30%を引かせていただくことに了承できますかと確認をされました。また、請求する毎月の養育費の金額は、離婚時に双方の取り決めがあった場合は、その時の取り決めの金額になるということでした。子供が大きくなり取り決めの金額を増額したい場合はご自身で掛け合うことになりますとのことでした。
そして、今後毎月の養育費の請求に加えて、未払いになってからの養育費もさかのぼって請求できるということを教えてくれました。私は初めて知ったのですが、養育費の支払いに時効というものがあるってことを。養育費の支払いの時効は5年だそうです。5年経てば時効になってしまうので請求は出来なくなってしまうそうです。なので、未払いになっている養育費を先に相手に請求しないとダメだそうです。私の場合は養育費が未払いになって2年程経っています。トータルすると3桁の数字になります。ただ、私は今後の養育費の支払いを望むために依頼を決めたのではっきり言って未払いまで請求できるとは思っていませんでした。元夫が未払いにまで対応してくれるかどうかはわかりませんがダメ元でお願いしようと思いました。
その後イストワールさんから契約書が届き必要事項や必要書類を書き揃え送り返すと、契約完了ということでした。
まとめ
ずっと負けたくないと思って過ごしてきましたが、『子供の権利』を無視していた行為だったことを痛感しました。子供が最低限の生活ができるために相談してよかったと思っているんです。私のようなシングルマザーさんがまだまだたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。ダメ元で相談してみることをおすすめします。諦めていた養育費です。すべて弁護士さんが動いてくれて、一切元夫とは連絡しなくて済みます。子供のためにできることのひとつではないでしょうか