暖かくなってくるとホームセンターや薬局に並ぶ夏の風物詩「蚊取り線香」
我が家では昔ながらの渦巻き蚊取り線香を使ってるんだが
この渦巻き蚊取り線香の匂いが割と好きだったりする(蚊に襲われないって安心感の匂い)
この蚊取り線香をアウトドア使用するときの効果って?
目次
蚊取り線香の有効範囲=煙ではない
蚊取り線香の煙自体に効果があるわけではなくて、火をつけることでピレスロイド(除虫効果のある物質の総称)が揮発して拡散することで蚊を退治してくれるわけです。
「ピレスロイドの効果範囲を目視する上で煙は有効」
外で使用する場合は、体に吊り下げられるケースに入れて使用したり、風向きを確認して使用することになりますが、かなり近くで使用しないと効果は流れていってしまいます。
私たちがキャンプで使用する場合は、移動しない椅子に座っている場合であっても最低2つは使用してます。 一つは上に吊るし、もう一つはなるべく低い位置に設置しています。同時に使用している虫除けスプレーの効果もあり、蚊に襲われることはほぼありません。
ちなみに自宅で使用する場合、だいたい6畳間が有効範囲となるそうです。
蚊取り線香の主な成分である除虫菊
除虫菊はそのままでは除虫効果って無いのですが、古くから殺虫効果があることが知られており、現在でも殺虫剤の材料として世界各国で栽培されています。
除虫菊のピレトリンという成分が除虫効果だけでなく殺虫効果まであって、蚊を寄せ付け無いようにしてくれます。
蚊の主食は血ではなく普段は花の蜜などを吸ってる
花の蜜や草などの汁を吸ってとこ見たことないけどね
蚊は人の出す炭酸ガスや皮膚の匂い、温度を感知して近づいてきますが、メスだけが産卵のための栄養源として吸血するそうです。オスは吸血しないってさ
そして一回の吸血量は蚊自身の体重とほぼ同じだから、お腹いっぱいになった後は動きが鈍くなるんで「パチン」と退治しやすくなるわけですね
蚊の寿命は20日から40日
気温が25度から30度の場合、10日ほどで成虫になりますが、オスは数日しか生きられなくてメスが20日から40日が寿命
ご存知の通り蚊は水があるところに卵を産み付けます。
なので水が溜まるもにはボウフラが発生することになります。
下水溝や池、川の流れの無いところ、家の周りなんかでは使われていない鉢なんかも
蚊の種類によっては本当に少量の水であっても増殖するので家の周りは特に気をつけた方がいいですね
液体タイプや交換マットタイプとの違い
液体タイプやマットタイプが今は人気です。その中でも液体タイプは水性なので火器に対しても安全 使用期間も一夏に1度の交換をすればいいものもあれば1ヶ月タイプ2ヶ月タイプとあります。そして渦巻きタイプと違うメトフルトリンという揮発性の高く即効性のある成分で部屋の場合、有効範囲は12畳と渦巻きタイプの倍です。
ただ、アウトドアで使用するには電源が必要になります。最近、ポータブル電源を使用している人が見かけますが、安くなったとはいえまだまだ誰もが購入に踏み切れる値段でもないのでやはり昔ながらの蚊取り線香が当分主流でしょう
なんたって120年の歴史
風の方向と自分の行動範囲を理解して設置すれば渦巻き蚊取り線香はアウトドアでも最強の虫除けで必ず持参したい道具の一つです。忘れてもコンビニで購入できるしね